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REPORT

MFQ関連のレポートです
CHRISTMAS ALBUM (Davy Jones)2 by Ness
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    It's Christmas Time Again

    1991年12月、ドーム・プレスからデイビーのクリスマスアルバムがリリースされました。彼のソロアルバムとしては87年以来ですが、87年のカセット・アルバムが現代すぎるともいえる音楽で、一部に「プロデュースミスでは・・・?」という声があったのに対し、今回のプロデュースはばっちり。モンキーズサウンドの生みの親、チップ・ダグラスが手がけているのですから・・・。全ての曲のアレンジメントもプロデュースも「デイビー・ジョーンズの監督の下で」(カセットレーベルより)チップがやっています。
    A面6曲、B面5曲の計11曲で、時間は40分程でしょうか。46分テープではA、B面ともかなり余る感じです。レコーディングは91年7月19日〜26日。この間にデイビーのボーカル部分だけを録音し、コーラスは後から入れられたようです。大体のトラックダウンを8月末までにチップが終わらせ、最終的な調整は9月の始めに又ハワイに飛んだデイビーと共に行ったそうです。スタジオはMFQの所有する、サウンド・アドバイス・スアジオ。チップにとっては知り尽くしたやり易い場所で、しかも、バック・コーラスを入れているのは彼の選んだ地元の女性ボーカリスト達でした。

    SIDE A
    1. Winter Wonderland ウィンター・ワンダーランド
    この曲は1986年末にMTVでモンキーズがクリスマス・ビデオ・クリップを作った時にメドレーに入っていた曲ですが、もちろnここではフルコーラスはいっています。MTVのものよりテンポがややゆっくりで、ポップな感じ。サックスやフルートが入っているためか、さわやかな中にも大人の雰囲気が漂っていて、少し50年代っぽいボーカルも面白いし、デイビーの70年代、80年代のソロ・レコーディングの曲を思い出させます。

    2. Rudolf, The Red-nosed Reindeer 赤鼻のトナカイ
    オープニングでミュージカル・バラード的に始まるのに、そこで変わってロックになります。どちらかというと、「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」の感じに近いでしょう。終わり方も「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」のオールディーズ・ロック風。ただ少しだけ、デイビーのボーカルに比べてドラムスやタンバリン、バックボーカルが大きめで、もう少しデイビーの声が前に出ていても・・・というところでやや減点。

    3. Silver Bells シルバー・ベルズ
    テンポ的にはゆっくりで、カントリーのリズムに似ているかも・・・。日本ではそれ程知られていないのですが、有名なクリスマス・ソングなだけに、デイビーらしさを出してややミュージカル風の歌いかたをしています。84年の「ホウェン・アイ・ルック・バック・オン・クリスマス」のイメージを浮かべてください。MFQにやらせてもいいような、しっとりとした仕上がりの女声のコーラスに混じって、MFQのサイラス・ファーヤーと思われる深いバリトンが入っています。

    4. God Rest Ye Merry Gentlemen 世の人忘れるな
    チェロやバイオリンの音をシンセサイザーで作って入れてあるせいか、荘厳な感じになっていて、モーツァルトの音楽のようです。アカペラっぽく歌うデイビーの声が、いつになく男らしく、彼の声の新しい一面が出ています。MFQも89年のクリスマス・アルバムで使っていた曲。

    5. Hark The Herald Angels Sing あめにはさかえ
    これも、オープニング部と、その後の変化で驚かせてくれる曲。まず、教会の合唱団のソロ・パートのように始まり、それからややカントリー調のビートとギターが入ります。ただ、デイビーには少しキーが高いかも・・・裏声にならないギリギリで出しているのが辛そうです。

    6. White Christmas ホワイト・クリスマス 76年の「クリスマス・イズ・マイ・タイム・オブ・イヤー」のB面のものとほとんど同じ。プロデュースもデイビーの歌いかたもあれより洗練され、歌い込んだ感じですが、悪い言い方をすれば「芸がない」。76年バージョンを持っている人は「なーんだ」と思ってしまうかも知れません。

    SIDE B
    7. Mele Kalikimaka メレ・カリキマカ
    ハワイ語で「メリー・クリスマス」を表すタイトルを持つ、ハワイの有名なクリスマス・ソング。デイビーとハワイアン?!という以外な組み合わせですが、よくできている気がします。チップが書き足したという3番の歌詞も自然だし、デイビーも楽しんで歌っているのが目に見えるようです。A面の最後の曲からは頭を切り替えて聞いて下さいね。

    8. This Day In Bethlehem ディス・デイ・イン・ベツレヘム
    MFQのアルバムのこの曲を知っている人には物足りないかも知れません。チップ作のこの曲ですが、MFQの方でチップがボーカルだったものを楽器などそのまま同じトラックにデイビーの声を入れている感じ。デイビーも、ほぼアコースティックギターだけのこの曲、自分のものにしていない気がします。

    9. Silent Night きよしこの夜
    途中で聖書の「十戒」をデイビーが朗読するのですが、せりふみたいでよく合っています。一般に誰もがイメージする「きよしこの夜」ではなく「『デイビーの』きよしこの夜」という雰囲気でデイビーの歌といい、プロデュース・アレンジといい、にっこりするほどうまく出来ているのでは?

    10. Rockin' Around The Christmas Tree ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー
    これも「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」の雰囲気。チップ・ダグラスもデイビーも「好きでやってる」感じです。明るめのポップ・ロク・なデイビーの曲が好きな人には特に嬉しい一曲でしょう。サックス、ドラムス、キーボード、バックコーラス、どれもが盛り上げてくれます。

    11. When I Look Back On Christmas ホウェン・アイ・ルック・バック・オン・クリスマス
    84年のデイビーのバージョンを知っている人は、違いに驚くかも。そちらが「昔は良かった」と一人で思い出している感じなのに対し、こちらは「こういうクリスマスもあったっけ。今年も楽しいクリスマスになりそうだ」と希望に満ちた感じで、ハーモニカがとても印象的に使われています。最後にデイビーの「メリークリスマス」などの言葉が入っているのですが、言い方が男っぽく、優しく、大人っぽいので、アルバム全体の後味が良くなるエンディングソングです。
    davyxmas.jpg
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    | Music review | 02:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |